資金の安全保障:なぜ私たちを選ぶべきか
エスクロー(第三者預託)システムは、不動産取引における「資金が支払われたのに所有権が移らない」「所有権を渡したのに代金が支払われない」という最大のリスクを解消するための国際的な仕組みです。
特に国際取引において、この「資金の保全(Settlement Security)」は信頼の礎となります。当事務所では、日本の法律に基づき、この国際的な安全基準に匹敵する、厳格な資金保全スキームを提供します。
【比較図解】日本の不動産取引フロー:伝統 vs. 当事務所の準エスクロー
1. 伝統的な取引フロー:リスクが残る構造
ステップ1:
買主から売主へ直接資金移動(手付金・中間金)
リスク焦点:この時点で売主が債務不履行に陥った場合、買主は資金を取り戻すのが困難になる可能性があります。
ステップ2:
決済日当日に残金を直接移動
リスク焦点:登記の確実な実行前に、多額の資金が移動します。万が一、登記が失敗した場合の対応が複雑です。
ステップ3:
司法書士が登記申請を実行
2. 当事務所の安全な取引:司法書士法第31条に基づく準エスクロー
ステップ1:
買主から司法書士(当事務所)が指定する安全な口座へ資金を預託(預り金)
重要:資金は、取引の完了が確定するまで、当事務所の職責により厳格に保全されます。売主は資金に触れることができません。
ステップ2:
司法書士が登記必要書類の完全性を確認
安全性の根拠:司法書士は、登記申請が確実に実行できる状態であることを、預託された資金を保持しながら厳しくチェックします。
ステップ3:
登記申請が実行され、同時に司法書士から売主へ資金を送金(決済)
重要:資金の移動と所有権の移転(登記申請)が同時に、かつ司法書士のコントロール下で行われます。
ステップ4:
買主へ登記完了証を交付
法的根拠:日本の司法書士による資金保全の信頼性
当事務所の資金保全スキームは、日本の司法書士法第31条(業務の付随業務)に基づいています。
この法律に基づき、司法書士は「登記・供託手続に関する業務に付随して、依頼者の財産を保全する」という特別な権限と職責を与えられています。これは、単純な代行サービスではなく、国家資格者としての公的な信頼と法的義務を伴うものです。
根拠 1: 司法書士法第31条に基づく厳格な預託管理。
根拠 2: 資金移動は、登記の実行と同時にのみ行われる安全ロック構造。
根拠 3: 資金の管理は、金融庁の監督下にある銀行口座で分別管理されています。
